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2022.12.20
三重県津市、株式会社オリエンタルのスタッフブログをご覧いただきありがとうございます。
はじめて記念誌を作成されるかたのお役に立てるように、このブログで不定期になりますが解説しています。
「はじめての記念誌作成 Part1」はこちらから↓
はじめての記念誌作成 Part1
「はじめての記念誌作成 Par2」はこちらから↓
はじめての記念誌作成 Part2
「はじめての記念誌作成 Part3」はこちらから↓
はじめての記念誌作成 Part3
今回は制作手順とデザインのポイントについてです。
♦︎制作・デザイン
お客様
原稿の準備ができましたら原稿を弊社までお渡ししていただきます。
そして記念誌の装丁、表紙やページの中身のイメージ、ボリューム感などを弊社の担当者とお打ち合わせをします。
弊社
文字の大きさや行数、写真が入る場所など、1ページあたりに入る紙面構成を決めて、レイアウトイメージを制作していきます。
↓
♦︎校正
お客様
デザインができた後は、校正刷りを確認していただきます。とくに誤字や脱字、写真の入れ方や配置場所、レイアウトに問題がないかのチェックが重要です。
本番の印刷後に間違いを発見してもやり直しができないため、入念に確認を行うことが大切です。
間違いがある場合は校正刷りに赤字で記入をしていきます。記入後の校正紙は弊社へお戻していただきます。
↓
♦︎再校~校了
弊社
お戻しいただいた校正をもとに修正し、修正作業完了後再度ご提出します。
お客様
最初の校正で指摘したところが直っているかを確認していきます。間違いがある場合は再度赤字で記入をし、再度校正をお戻していただきます。
お客様と弊社との間でひととおりの校正を終えて問題がなければ「校了」(校正終了の略称)です。
記念誌はページ数が多くなることもあり、無線綴じで製本されます。
デザインをする時はページ数と無線綴じを意識して、下記の点に注意をしていきます。
※「無線綴じ」とは、印刷された本文を表紙でくるみ、背表紙部分に接着糊を付けて綴じる冊子の製本方法です。
♦︎1 余白を意識したデザイン
文章を読みやすくするために、ページの上下左右に余白をもたせます。
無線綴じでは、とじ側に文字が入りこむと開きにくくなるので、内側に文字を配置するようにします。
(例)とじ側に余白がないと文字が隠れてしまいます。
ページ数が多いほど、とじ側が文字や絵柄が見えにくくなる場合があります。とじ側から15mm以上あけて配置することをおすすめします。
仕様にもよりますが最適な余白をとることで、理想の仕上がりに近づきます。
ページ番号の配置
ページ番号は、ページ下の端やページ下の中央に配置されているものが多く、ページ端の上や端の中央に配置している冊子もあります。
冊子を開いたときに右ページなら右下、左ページなら左下に配置するのが一般的です。また、ページの下の中央に番号をそろえると、左右どちらのページでも活用できます。
ページの端から5mm以上離した位置に配置します。印刷業界ではページ番号は「ノンブル」と呼びます。
♦︎2 表紙デザイン
無線綴じの場合、表紙は背の部分も考慮してデザインします。背表紙の幅は、ページ数によって変わります。
背表紙にタイトル名を入れる場合は、十分な幅がとれるかを確認します。
背幅に入れる文字が大きすぎると、製本時にズレることもあるため、表紙や表紙裏に文字が入りこむおそれがあります。最適な文字の大きさで入れるように気をつけます。
(例)左とじの場合
今回は制作手順とデザインについて解説いたしました。次回も引き続き、記念誌についてお伝えします。
記念誌のことで気になることがありましたら、オリエンタルまでお気軽にお問い合わせください!
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